
小坂 薫平 Kunpei KOSAKA
日本人初のスピアフィッシング世界記録保持者。
フリーダイバー。
経歴
1995年秋田県生まれ。
プロスピアフィッシャー。AIDAフリーダイビングインストラクター。PADIレスキューダイバー。
幼少期、5年間スイミングスクールに通うもついに25mすら泳げるようにならず。
海への憧れから東京海洋大学へと進学し、サークルがきっかけで魚突きと出会う。
新入生歓迎会では水深50cmの場所で溺れかけ、足がつかない場所では過呼吸になりかけるほどのカナヅチっぷりを発揮。
水への恐怖心から、サークルの中でもダントツに潜りが下手で、
数年間、一匹も魚を突くことができなかった。
ある時、一枚の写真に写っていた大きなマグロと出会う。
その魚への強烈な憧れから、世界的に例がなかった『素潜りでマグロを獲る』ことをテーマに各地を潜り歩く放浪生活へと舵を切る。
挑戦の過程でフリーダイビングと出会い、国内外でトレーニングを積む。
2020年、五年に及ぶチャレンジの末、ついに184cm, 63kgのイソマグロを突くことに成功し、日本人としては歴史上初となる『スピアフィッシングの世界記録』を樹立。
同時期に突いた24.5kgのコクハンアラでも世界記録を樹立。この記録は、釣りや水中銃の記録に並ぶ歴史的な記録であった。
同年9月、素潜りの聖地・地中海ギリシャへ単身渡欧。トレーニングセンターFreediving Club Greeceにてインターンの傍ら、フリーダイビング世界記録保持者(当時)のStavros Kastrinakis氏に師事。同年11月、AIDA Freediving Instructorに。
2021年、ドキュメンタリー『Mission100』の撮影中に突いたイソマグロ, 189cm, 86.1kgで自身の世界記録を更新。
現在は年間250〜300日を国内外の海で過ごす。一息で水深60m近くまで潜り、約6分息を止めていられる。